授業の概要及び到達目標 |
ウィメンズヘルスの中でも、女性の性と生殖に関する健康問題と支援について学ぶとともに、受胎調節実地指導の知識と技術を習得する。セクシュアリティとリプロダクティブヘルス/ライツの概念、女性の性と生殖に関する健康問題と支援、家族計画の概念と受胎調節に必要な知識を学習し、受胎調節に関わる事例の個別指導が実践できる基礎的能力を養う。 1. 性と生殖に関わる健康の考え方を説明できる 2. 女性の性と生殖に関わる健康問題と支援の方策を説明できる 3. 家族計画の概念と受胎調節の目的を説明できる 4.事例に対応した受胎調節法を指導できる |
学位授与方針との関連 |
■1.豊かな教養と人間性に支えられ、人間としての思いやり・人との絆・ 生命への畏敬・倫理観を持って助産実践できる能力。 □2.人間と社会に対する幅広い知識と医療・助産に関する高度な専門 知識と技術をもって助産実践できる能力。 □3.助産の対象となる人々や他職種との連携・協働して助産を展開で きるコミュニケーション能力。 □4.生涯を通じて自己研鑽し、助産実践の向上と新たな課題解決のた め意欲的に取り組める能力。 □5.国際化・情報化への対応と地域社会における幅広い視野と専門 スキルを持って社会の要請に応えられる能力。 |
授業計画 |
第1回 1. セクシュアリティ,リプロダクティブヘルス・ライツ 【槌谷】 1) セクシュアリティの特徴と発達 2) リプロダクティブヘルス/ライツの概念と課題 3) 性の多様性
第2回~第3回 2. 女性の性と生殖に関する健康問題と支援 【槌谷】 1) 女性のライフサイクル各期の特徴と健康課題 2) 思春期・成熟期女性への援助(月経異常、性感染症、ドメスティック・バイオレンス) 3) 更年期・老年期女性への援助(女性生殖器疾患、更年期障害、骨粗鬆症)
第4回~第5回 3. 家族計画に関する基礎知識 【槌谷】 1) 家族計画の意義と動向 2) 家族計画に関連した法的知識 3) 各種受胎調節法の理論と実際
第6回~第7回 4. 受胎調節実地指導の実際(グループワーク・発表)【全教員】 1) 産後の家族計画に関する個別指導 2) 個別指導の評価・再考
第8回 5.発表 【全教員】 |
成績評価の方法 |
受胎調節指導レポート(70%)、授業への参加と貢献(グループワークへの参加度、個人課題への取り組み状況)(30%)にて総合的に評価する。 |
テキスト |
授業時に指示 |
オフィスアワー |
各教員のオフィスアワーについてはdesknet'sを参照すること。 |
備考 |
健康教育論の関連科目です。生涯にわたる女性の健康支援の内容・活動について、保健統計や法律を活用し学習します。 受胎調節実地指導員の資格取得に必要な科目です。 |