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講義名 家族社会学
講義開講時期 後期 講義区分 講義
基準単位数 1 時間 15.00
校地 千葉看護学部(船橋)
開講学科等・年次 千葉看護学部看護学科・1年
ナンバリング・科目分類 いのち・人間の教育
区分 選択
講義名(英文表記) Family Sociology

担当教員
職種氏名所属
非常勤講師◎ 黒川 すみれ千葉看護学部看護学科

授業の概要及び到達目標 【概要】
みなさんは「家族って何だろう?」と考えたことはあるでしょうか。「家族って何?」と聞かれて、すぐに説明することができるでしょうか。日本社会を見渡してみると、マスメディアにおいて「家族の絆」や「家族の物語」が語られ、「家族の崩壊」が嘆かれています。政府は「少子高齢化」の流れを止めるため、「未婚化・晩婚化・非婚化」対策や、「イクメン」「女性活躍」の推進に力を入れています。どうやら世間の家族に対する関心は高いようです。しかし、私たち一人ひとりが、自分自身の家族について考えたり、そもそも「家族」という言葉が何を指すのかを考えたりすることはめったにないのではないでしょうか。家族はもっとも身近な生活単位ですが、身近であるがゆえにじっくりと考える機会が少ないのかもしれません。
【到達目標】
本授業では、歴史的変化や国際比較を踏まえながら、こんにちの家族をめぐる諸問題について考えていきたいと思います。具体的には、結婚と夫婦関係、子どもをもつという選択、高齢期の生活、家庭内暴力など、家族関係に関する主要なトピックを取り上げます。自分にとって「当たり前」の家族を問い直し、多様な家族を理解できるようになれば、本授業の目標は達成です。
学位授与方針との関連 【千葉看護学部看護学科】
■豊かな教養と人間性に支えられ、人間としての思いやり・人との絆・生命への畏敬・倫理観を持って看護を実践できる能力。
■人びとと社会に対する幅広い知識と医療・看護に関する専門知識・技術を論理的・統合的に活用し、様々な健康段階にある人びとの安心で充実した暮らしを支える看護を実践できる能力。
■看護サービスを受ける人びとや他職種と効果的な関係を構築し共通の目的達成に貢献できる連携・協働能力。
□看護専門職者として生涯を通じて自己研鑽し、看護実践力の向上と新たな課題発見・解決に向け自律的に取り組める能力。
□グローバル化・情報ネットワーク化に対応できる視野と語学・情報スキルを持って社会のニーズをとらえ創造的に応えられる能力。
授業計画表
実施回担当教員内容事前・事後学習
第1回黒川 すみれオリエンテーション:「家族」とは?事前学習:

事後学習:講義資料を読み直し、授業時に提示された参考資料を読んで理解を深める

第2回黒川 すみれ家族の定義、家族の構造と機能、制度としての家族事前学習:

事後学習:講義資料を読み直し、授業時に提示された参考資料を読んで理解を深める

第3回黒川 すみれ恋愛と結婚事前学習:

事後学習:講義資料を読み直し、授業時に提示された参考資料を読んで理解を深める

第4回黒川 すみれ夫婦関係、性別役割分業事前学習:

事後学習:講義資料を読み直し、授業時に提示された参考資料を読んで理解を深める

第5回黒川 すみれ子どもをもつこと・育てること事前学習:

事後学習:講義資料を読み直し、授業時に提示された参考資料を読んで理解を深める

第6回黒川 すみれ高齢者を介護すること・看取ること事前学習:

事後学習:講義資料を読み直し、授業時に提示された参考資料を読んで理解を深める

第7回黒川 すみれ家族と暴力

事前学習:

事後学習:講義資料を読み直し、授業時に提示された参考資料を読んで理解を深める

第8回黒川 すみれ授業内容の振り返り・まとめ、試験の概要説明事前学習:これまでの講義資料を読み直し、自分なりに要点をまとめておく
事後学習:授業時に提示されたトピックを重点的に復習する

履修要件 特になし
事前学習(留意点) ・配布した資料を読んで、授業に臨む
・映画、テレビドラマ、小説、マンガなどにおける家族の描かれ方に注目しておく
事後学習(留意点) ・授業で使用した資料を読み直し、自分にとっての家族、他者にとっての家族を考えてみる
講義形態 講義
成績評価の方法 授業への出席とコメントペーパーの提出(40%)、発表・討論への参加(20%)、試験(40%)を総合して評価する
課題等のフィードバック 試験の講評を掲示する
テキスト テキストは使用しない。毎回授業時にプリントを配布する
参考図書・資料等 必要に応じて適宜紹介する
「問いからはじめる家族社会学 多様化する家族の包摂に向けて」(岩間暁子ほか著:有斐閣:2015)
オフィスアワー 授業終了後に教室で、質問を受け付けます
実務経験の有無
備考 毎回授業後にコメントペーパーの提出を課し、出欠を確認する。なお、コメントペーパーはただ記名して提出すれば良いというものではなく、感想・疑問点・質問などを自分なりに記述し、提出すること。