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講義名 ダイバーシティ
講義開講時期 後期 講義区分 講義
基準単位数 1 時間 15.00
校地 千葉看護学部(船橋)
開講学科等・年次 千葉看護学部看護学科・1年
ナンバリング・科目分類 いのち・人間の教育
区分 選択
講義名(英文表記) Diversity

担当教員
職種氏名所属
非常勤講師◎ 黒川 すみれ千葉看護学部看護学科

授業の概要及び到達目標 「ダイバーシティ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。ダイバーシティを日本語に訳すと「多様性」となります。ダイバーシティとは、性別、年齢、国籍といった目に見える違いだけでなく、表面的には目には見えない個々の生い立ち、価値観、性格、信条の違いをも含みます。急速な少子高齢化、グローバル化等を背景に、人々の生き方や考え方は多様化しており、近年、あらゆる分野で「多様性の尊重」が求められるようになりました。しかし、多様化が進んだのは最近のこととは限りません。それまでも人々の生き方や考え方は実に多様でした。みなさんが単一の集団、社会で生きているように感じてきたとすれば、それは自分と人々との違いに「気づかない/気づけない」だけだったのかもしれません。本授業では、前半は日常生活について、後半は働く場について考え、属性によって差別されないダイバーシティ社会の形成について考えを深めていきます。具体的には、性差別・人種差別の歴史、セクシャルマイノリティの家族形成、「女性活躍」、障がい者雇用などのトピックを取り上げます。ダイバーシティという言葉を初めて聞いた人、よく分からないという人もぜひ参加してみてください。
学位授与方針との関連 【千葉看護学部看護学科】
■豊かな教養と人間性に支えられ、人間としての思いやり・人との絆・生命への畏敬・倫理観を持って看護を実践できる能力。
■人びとと社会に対する幅広い知識と医療・看護に関する専門知識・技術を論理的・統合的に活用し、様々な健康段階にある人びとの安心で充実した暮らしを支える看護を実践できる能力。
■看護サービスを受ける人びとや他職種と効果的な関係を構築し共通の目的達成に貢献できる連携・協働能力。
□看護専門職者として生涯を通じて自己研鑽し、看護実践力の向上と新たな課題発見・解決に向け自律的に取り組める能力。
■グローバル化・情報ネットワーク化に対応できる視野と語学・情報スキルを持って社会のニーズをとらえ創造的に応えられる能力。
授業計画表
実施回担当教員内容事前・事後学習
第1回黒川 すみれオリエンテーション:ダイバーシティ・マネジメントという考え方 
第2回黒川 すみれ日常生活から考える①:性別、ジェンダー事前学習:

事後学習:講義資料を読み直し、授業時に提示された参考資料を読んで理解を深める
第3回黒川 すみれ日常生活から考える②:さまざまな性/性愛のかたち、セクシャルマイノリティの家族形成事前学習:

事後学習:講義資料を読み直し、授業時に提示された参考資料を読んで理解を深める

第4回黒川 すみれ日常生活から考える③:人種、アファーマティブ・アクションの歴史事前学習:

事後学習:講義資料を読み直し、授業時に提示された参考資料を読んで理解を深める

第5回黒川 すみれ働く場におけるダイバーシティ①:女性が働くことの現状と課題事前学習:企業によるダイバーシティ推進の取り組みについて調べておく

事後学習:講義資料を読み直し、授業時に提示された参考資料を読んで理解を深める

第6回黒川 すみれ働く場におけるダイバーシティ②:障がい者が働くことの現状と課題事前学習:企業によるダイバーシティ推進の取り組みについて調べておく

事後学習:講義資料を読み直し、授業時に提示された参考資料を読んで理解を深める

第7回黒川 すみれ働く場におけるダイバーシティ③:外国人労働者が働くことの現状と課題事前学習:企業によるダイバーシティ推進の取り組みについて調べておく

事後学習:講義資料を読み直し、授業時に提示された参考資料を読んで理解を深める

第8回黒川 すみれ授業内容の振り返り・まとめ、試験の概要説明事前学習:これまでの講義資料を読み直し、自分なりに要点をまとめておく

事後学習:授業時に提示されたトピックを重点的に復習する

履修要件 特になし
事前学習(留意点) ・配布した資料を読んで、授業に臨む
・HP、CSR報告書等で、企業によるダイバーシティ推進の取り組みについて調べておく
事後学習(留意点) ・授業で使用した資料を読み直し、多様な価値観や立場による考え方・理解・捉え方の違いがあることについて考えてみる
講義形態 講義
成績評価の方法 授業への出席とコメントペーパーの提出(40%)、発表・討論への参加(20%)、試験(40%)を総合して評価する
課題等のフィードバック 試験の講評を掲示する
テキスト テキストは使用しない。毎回授業時にプリントを配布する
参考図書・資料等 必要に応じて適宜紹介する
「ダイバーシティ 生きる力を学ぶ物語」(山口一男:東洋経済新報社:2008)
オフィスアワー 授業終了後に教室で、質問を受け付けます
実務経験の有無
備考 毎回授業後にコメントペーパーの提出を課し、出欠を確認する。なお、コメントペーパーはただ記名して提出すれば良いというものではなく、感想・疑問点・質問などを自分なりに記述し、提出すること。